| 2008年ソサイエティ大会挨拶 |
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基礎・境界ソサイエティ会長 小林 欣吾
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今年の『基礎・境界ソサイエティ大会』は明治大学の生田キャンパスという首都圏の至極交通の便の良い場所で行われます。まだ残暑の中かも知れませんが、一夏で蓄えた英気を発散させ、アイデアを闘わせるまたとない機会として頂きたいと思います。このような機会を周到な準備をもって用意された明治大学の皆様をはじめとする関係各位のご尽力に深く感謝申し上げます。また、本ソサイエティからは和田山正先生(名古屋工業大学)と池口徹先生(埼玉大学)が大会担当幹事として取り纏めに当たりました。 今回のソサイエティ大会において、基礎・境界ソサイエティは下記の企画セッションを用意し、関連研究分野における重要な研究成果についてわかりやすく紹介するともに最新の研究動向についてタイムリーな情報を提供します。ソサイエティ特別企画の[AK-1情報スペクトル理論とその周辺 (18日午後)]では、近年注目を集めている情報スペクトル理論の創始者韓太舜先生自身による「情報スペクトル理論はメタ理論か」という興味深い講演を軸に、長岡浩司、林正人,古賀弘樹の先生方による、その基礎と周辺に関する研究動向について詳細な解説が展開されます。もう一つのソサイエティ特別企画[AK-2基礎・境界分野の研究最前線(17日午後)]においては、基礎・境界のソサイエティ誌であるIEICE Fundamentals Reviewの最近の掲載論文の著者、片山正昭、大濱靖匡、山口真悟他の先生方による講演が予定されています。専門分野を超えて専門家が集い意見を交換する機会として、また基礎・境界分野における工学研究の今後の展望を得るのに好適なセッションです。チュートリアルセッション[AT-3量子情報理論(16日午前)]と[AT-2分子通信(17日午後)]では、既存の通信技術の枠に収まらない新世代の通信技術の基礎理論とその研究動向について、第一線で活躍する研究者の講演からなるチュートリアル講演が予定されています。パネルセッション [ABP-1 バイオメトリクス認証を活用したシステム設計(16日午後)] では、バイオメトリクス認証の応用事例を紹介したのち、安心・安全・便利なシステムを構築するためのバイオメトリクス認証についてパネル討論が行われます。また他にもパネルセッション [ABP-2 IMT-Advancedの要求条件および技術課題(19日午後)]、 依頼シンポジウム[AI-1 ベンチャー発 信頼性向上のための新しい評価・分析技術(17日午後)]、チュートリアルセッション[AT-1高位設計の最近の動向(18日午後)]などの意欲的で盛り沢山な企画が準備されています。 さらに基礎・境界ソサイエティの研究活動の核である16の第一種研究会(回路とシステム,非線形問題,VLSI設計技術,信号処理,ワイドバンドシステム,情報理論,情報セキュリティ,技術と社会・倫理,信頼性,応用音響,超音波,コンカレント工学,思考と言語,ITS(高度交通システム),安全性,スマートインフォメディアシステム)ならびに第二種研究会(センサネットワーク,イメージメディアクオリティ)による一般講演(184講演)が行われ、本学会の将来を担う基礎研究の最新動向について議論する場が用意されています. また、17日午後4時から、7名のソサイエティ会員に対するフェロー称号贈呈式、ソサイエティ活動に貢献された方々に対する功労賞や功労感謝状の贈呈が行なわれます。 さて、基礎・境界ソサイエティは本年度より、独立採算化の本格実施に入りました。本ソサイエティの担うべき大きな役割である、基礎研究・融合研究に対する萌芽の段階からのサポートを、活性化WGを軸としてさらに強化していく所存です。昨年度より発行を開始したソサイエティ誌「IEICE Fundamentals Review」や基礎境界ソサイエティの活性化活動費に基づく事業などの継続とともに、和英論文誌、ソサイエティ誌の3つの出版に係る編集作業の見直しによる効率化を目指した検討などにも入りたいと考えています。さらに、本ソサイエティ独自のシステムである4つのサブソサイエティの実力向上、国際性強化に向けての議論も開始したいと思います。そのような方向性を意識して頂きながら、本ソサイエティ大会を利用して、自らの研究の深化を図るとともに,新しい研究の開拓にもつなげて頂きたいと思います。 |
| 通信ソサイエティ大会の開催にあたって |
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通信ソサイエティ会長 間瀬 憲一
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| 通信ソサイエティ大会へのご参加、心より歓迎致します。 本年度も関係者のご努力により魅力的なプログラムが編成されたこと、大変喜ばしいことと存じます。今回のちょっと変わった企画としては1日目の夕方、通ソ・ウェルカムパーティがあります。これはソサイエティ大会にヒューマンネットワーク活性化の新たな機会を設けるものであり、企業所属の若手会員から学生会員へのメッセージなどのイベントを用意しています。もちろん、若手だけでなく、いろいろな世代の方にお気軽にお集まりいただき、活発な意見交換ができればと存じます。暑い季節ですので、冷たい飲み物で喉を潤しながらコミュニケーションの輪の広がりを楽しんでください。参加費は無料です。 2日目には通ソ総会があり、新たに34名の会員にフェローの称号が授与されます。また、ソサイエティ論文賞、ソサイエティ活動に貢献された方々への感謝状や賞が授与されます。恒例の特別講演では落語家の金原亭世之介師匠に「言葉の持つパワー」と題してご講演いただきます。コミュニケーションに対する研究者・技術者とは一味違うお話が伺えるのではと今からワクワクしております。ご期待ください。 4日間の大会期間中、インターネットの経済学、ベンチャービジネス、IMT-Advanced、地球環境、医療ICT、NGN、ユビキタス・ワイヤレスIP標準化、光通信極限技術、月探査、コミュニケーション品質、バイオメトリックス、Cognitive無線などのホットな話題を中心にパネル、チュートリアルなどの企画が用意されております。公募によるシンポジウム・一般講演として約1000件の発表があります。このような盛り沢山の通信ソサエイティ大会を是非お楽しみ下さい。若手の方々には是非、活発な質問をしていただき、セッション盛り上げに一役買っていただければと存じます。もちろん、ベテラン会員の方々からの経験豊かなコメントなども大歓迎で、建設的・刺激的な討議が多く行われ、参加した多くの方々に「参加してよかった」と思っていただけることを期待しております。 最後になりましたが、会場提供の明治大学、多くのボランティアの方々、事務局の皆さんに厚く御礼申し上げます。 |
| エレクトロニクスソサイエティ大会の開催にあたって |
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エレクトロニクスソサイエティ会長 河内 正夫
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| 明治大学の皆様をはじめとする関係各位のご尽力により、緑豊かな生田キャンパスにて2008年度のソサイエティ大会を開催できますことを深く感謝いたします。今回は「情報通信社会の高度化を支えるデバイス技術」をキーワードとして、マイクロ波、光エレクトロニクス、集積回路などの分野で、計453件の最新研究成果の発表を予定しています。 公募の一般講演に加えて、現在および将来の産業に貢献するデバイス技術を中心として多彩なシンポジウムやチュートリアルが企画されています。例えば依頼シンポジウム「BCI-1 光通信における最新極限技術」は通信ソサイエティとの共同企画であり、大容量・長距離光通信への要求に応える各種技術について議論します。ユビキタスネットワーク社会を実現する超高速無線通信システムに適したミリ波デバイスについては、特別企画「CK-2ミリ波実用化に向けたデバイス・回路・システム技術の現状と将来」において、超高速集積回路構成技術とこれらをコアとするシステムも含めて多角的に議論します。 新しい半導体デバイスに関する2つのチュートリアル講演も企画しました。「ヘテロジニアス・インテグレーション技術の現状と展望」では、異種材料からなるデバイスを融合集積する技術について、異なる背景を有する研究者・技術者相互の問題意識の共有と議論の活性化を目指します。また、「半導体メモリと周辺システムの融合」では、大容量フラッシュメモリによって引き起こされたメモリ階層の変化を把握することを主旨とし、ハードディスクとの境界変化を含めての技術動向を扱います。 大会2日目午後のプレナリーセッションでは、ソサイエティ賞の授賞式と記念講演、フェロー称号贈呈式、およびソサイエティ各賞の授賞式を行ないます。引き続き、松澤 昭氏(東京工業大学)から「アナログ集積回路技術の歴史と将来展望〜A/D変換器の開発を中心として〜」と題して特別講演をいただきます。ソサイエティが誇る業績や講演に直接触れることができる貴重な機会ですので、是非、ご参加下さい。 大会の重要な役割は日常的な組織の枠を越えたface-to-faceの議論や情報交換の場を提供することにあります。時には日頃の専門分野を離れて隣のセッション会場を覗いてみるのも有意義でしょう。大学や研究機関の皆様はもちろん、企業の若手技術者の皆様にも積極的に大会に参加していただき、専門分野の知見を深めるとともに、交流を通して新しい研究領域創出や事業分野開拓の着想を得ていただくことを強く願っております。 |